中性脂肪値が低いのは理想的なのか?

メタボリックシンドロームやダイエットの話題が頻繁に出てきている背景があり、低い中性脂肪値が理想的な形であると捉えられがちです。

実際問題として、中性脂肪値に関しては、少なすぎる値になりますと体への悪影響を与えることがあります。中性脂肪には、エネルギー源、体温調節、皮膚や器官を衝撃などから保護するという大切な働きがあります。つまり、中性脂肪がほとんどついていないとすれば、生命をおびやかす状態といっても過言ではありません。

中性脂肪の数値が極端に低くなると、食事と食事の合間の時間が長いときやハードな運動を行ったときに、意識を失うこともあります。体温調節機能に障害が起こると、体の熱を生み出したり体温が奪われるのを抑制することが上手にできなくなります。これが仇となり、低体温症や熱中症に結び付いてしまう恐れがあります。衝撃から守る機能が低くなると、軽度の打撲でも余計に体への損傷を受けやすくなります。

とはいえ、中性脂肪がやや少ないという程度であれば、ほとんどの場合は心配ありません。ダイエットをしている場合には、栄養不足の危険信号と受け取り、脂質や糖質を適量補給しましょう。

また、痩せ型の方ですと、生来、中性脂肪の値が低い人が存在します。こうした場合には脂肪分を多く摂ろうと無理をすると、消化器官への負担がかかって体に変調をきたす可能性もありますから注意してください。

なお、中性脂肪値の急激な低下などは、特定の病気との結び付きが心配されるようです。健康診断で出てきた数値などに気になる点が出てきたら、お医者さんに聞くようにしましょう。

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